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サークル口座の開設（任意団体）

tot編集部の活動規模が大きくなるにつれ、透明性・継続性・引き継ぎの観点から団体名義の銀行口座が必須です。ここでは 任意団体名義 での口座開設に向けた 準備 → 申請 → 運用 をまとめます。
※要求書類は支店判断で異なることがあります。事前に必ず確認してください。

🧭 全体のステップ​

  1. 必要書類の整備（規約・名簿・活動実績・会計資料・議事録 ほか）
  2. 団体印の作成（角印推奨／代表者個人印と区別）
  3. 銀行へ事前問い合わせ・予約（電話スクリプトあり）
  4. 窓口で申込（代表者が来店／場合により会計同席）
  5. 審査・開設完了（キャッシュカード・オンラインバンキング設定）

🗂 必要書類チェックリスト​

原本＋コピーを想定。不備ゼロで持参。

  • 団体規約（最新版）：目的／活動内容／役員／会計／総会 等
  • 役員名簿：代表・会計の氏名／連絡先（学生証のみ不可のこと有）
  • 会員名簿（簡易で可）：人数と構成が分かるもの
  • 活動実績：発行物・イベント・Web の写し（URL可）
  • 収支報告書・予算書（直近サマリーで可）
  • 総会議事録：口座開設と管理者（代表・会計）を承認した旨を明記
  • 大学の公認証明 or 団体登録控（あれば強い）
  • 団体印（角印）
  • 代表者の本人確認書類（運転免許証／マイナンバーカード 等）
  • （銀行により）代表者の印鑑証明・住民票 など追加で求められる場合あり

公開Wikiにはサマリーのみ。名簿・身分証等の個人情報は非公開リポジトリで管理。

📝 総会議事録に入れる文言（例）​

第X号議案「団体名義口座の開設および口座管理者の指定」
団体名 芝浦工業大学 tot編集部 名義の普通預金口座を開設し、代表：□□□、会計：ツナ缶 を口座管理者（届出印・オンラインバンキング管理）として指定することを承認した。

☎ 事前問い合わせスクリプト（電話）​

「任意団体（大学公認サークル）の団体名義口座開設を相談したくお電話しました。
用意すべき書類（規約・議事録・名簿・活動実績・代表者本人確認 等）と、追加で必要なもの（印鑑証明・住民票・大学の証明書・来店者数）を教えてください。名義表記（全角カナ・字数）、届出印、オンラインバンキング可否、キャッシュカード・デビットの扱い、来店予約の可否も確認したいです。」

メモしておくと良いこと

  • 口座名義の表記（全角カナ・字数制限）
  • 届出印の種類（団体印＋代表者印の併用有無）
  • オンラインバンキング可否／利用者権限の分け方
  • キャッシュカードの枚数・デビットの発行可否（取り扱いは支店確認）

🏦 候補銀行：ゆうちょ銀行（任意団体）​

第一候補として検討。支店裁量があるため、事前確認は必須。

人格なき社団の要件（要旨）
組織性／多数決／構成員が変わっても団体が存続／代表方法・総会運営・財産管理が規約等で確定。

🔐 口座名義・印鑑の実務​

  • 名義の例：トットヘンシュウブ（ダイヒョウ ヤマダ タロウ） ※銀行規定に従う
  • 印鑑：団体印（角印）＋代表者個人印を分ける
  • 届出印の管理：代表・会計のダブルコントロール（保管場所を分ける）

団体印の作り方 → /account/seal（作成手順ページを参照）

🚦 開設後の運用ルール（おすすめ）​

  • 入出金フローの文書化（誰が承認し、誰が実行し、どこに記録するか）
  • 二名承認：一定額以上は代表＋会計の承認必須
  • オンラインバンキング：ログインはパスワードマネージャで共有（Bitwarden等）
  • 月次サマリー公開：個人情報を除いた収支サマリーのみ公開
  • 引き継ぎ：役員交代時は銀行の届出変更＋総会議事録更新を速やかに

✅ 口座開設チェックリスト（短縮版）​

  • 書類一式（規約・名簿・実績・議事録・会計）を整備
  • 議事録に「口座開設・管理者指定」を追記
  • 団体印作成／届出印の方針決定
  • 銀行へ電話（必要書類・名義表記・予約・デビット/オンライン）確認
  • 来店（代表／必要に応じ会計同席）
  • オンラインバンキング設定／利用規程をWikiに反映

❓ よくある質問（FAQ）​

Q. 団体名義で口座開設した場合、法人口座になる？それとも個人口座扱い？​

結論：法人格のない任意団体の口座は「個人口座扱い（代表者紐づけ）」です。
真の「法人口座」は、登記された法人（株式会社・合同会社・NPO等）のみが対象。サークルや同窓会などの任意団体は、銀行システム上団体名＋代表者の形式で開設され、内部的には代表者個人に紐づきます。

注意点（リスク）

  • 代表者の相続・債務等の法的事由が及ぶと、口座が凍結・差押え対象となる可能性
  • 代表者交代時の手続きが煩雑（場合により解約→新規）
  • だからこそ規約で会計ルールを明文化し、記録を適切に残すことが重要

🧾 「ちまたの会計」への反映（ゆうちょ）​

  1. 通帳を用意（記号・番号／口座名義表記を確認）
  2. 口座を追加：設定 → 口座 → 追加 → 銀行一覧からゆうちょ銀行
  3. 口座名を「tot_ゆうちょ_普通」等で統一（検索しやすい命名）
  4. 開始残高・開始日を入力（通帳の期首残高に合わせる）
  5. 入出金は通帳明細ベースで入力 → 収支計算書と突合
    • 記号・番号→支店・口座番号の変換が必要な場合は、ゆうちょの案内に従う
  6. 月次で残高一致を確認（通帳残高＝ちまたの会計の期末残高）
  7. 明細の摘要は「支払先／目的／媒体」を簡潔に（例：印刷費_◯◯印刷_vol51）

銀行明細と帳簿の二重チェックが透明性の土台。監査時もここを見る。

📌 参考リンク（再掲）​

🗓 進捗記録（更新用）​

日付担当内容メモ
2025/08/27全員ページ初版／必要書類の洗い出し規約整備から着手
銀行Aへ事前確認必要書類・名義表記・予約可否を聴取
団体印の発注角印・銀行届出用

進捗は適宜追記し、次年度の引き継ぎに活かしてください。