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会計担当者ガイド(ちまたの会計 運用)

要点(1分で把握)

  • 2025年度から会計ソフトは 「ちまたの会計」 を採用(無料が決め手)。
  • 単式簿記で運用。現金出納帳収支報告書を即時に出力可能。
  • 科目分類はデフォルト名称を変更しない(順番は並べ替えOK)。個別科目は必要に応じてカスタマイズ
  • 2021–2025 のデータは再入力済み(Excel→ちまたの会計)。
  • 今後:帳票デザイン統一複式簿記への移行は次期会計に判断を委ねる。

1. なぜ Excel から移行したか

課題(Before)

  • 年度ごとにレイアウトが微妙に変わる → 数字の比較/継続運用が難しい
  • 入力規則・集計式の壊れが発生しやすい
  • 帳票書式(収支報告書等)が担当者の裁量でばらつく

解決(After)

  • 「ちまたの会計」項目・画面が安定し、年度を跨いでも比較が容易
  • 単式簿記に最適化されており、現金出納帳/収支報告書がワンクリックで出力
  • 無料で導入コストゼロ、引継ぎが簡単

導入担当:現会計(私)。2021–2025 データを遡ってすべて投入済みです。


2. 会計方針(科目・簿記・公開)

2.1 簿記方式

  • 当面は 単式簿記。複式への移行は将来検討(次期会計に委ねる)。

2.2 科目のルール

  • 科目分類(例:収入/支出の大枠)デフォルト名称は変更しない
    • 理由:年比較・他団体比較の互換性を保つため
    • 並べ替え(表示順)の変更はOK
  • 個別科目:活動実態に合わせて追加・編集OK(例:印刷費、備品、交通費、助成金 など)
    • 追加したら名前の意味と使用例をメモ(年を跨いで迷子にしない)

2.3 公開範囲

  • 公開サイトでは**サマリー(収支の概要)**のみ。領収書画像・口座情報・明細CSVは非公開
  • 詳細は会計トップ(/docs/account)を参照。

3. 日々の運用フロー

3.1 入力

  1. 支払いが発生したら 即日または週内に「ちまたの会計」に登録
  2. 日付/金額/相手先/科目を入力
  3. 証憑(領収書・ICカード履歴)は Drive の年度フォルダへ保存(ファイル名:YYYYMMDD_科目_金額_氏名

3.2 月次の確認

  • 月末に現金残高・口座残高とソフトの残高を突合
  • 差異があれば当月内に修正(メモを残す)

3.3 帳票出力

  • 現金出納帳:月次 PDF(会計レビュー用)
  • 収支報告書:四半期/学期末/年度末に PDF で出力
  • PDF は Drive > 会計 > 20XX年度 > 報告書/ に保管

Tips:同じ書式を使い続けるため、テンプレの PDF 書式を基準に確認する運用にします(後述の「デザイン統一」)。


4. Excel からの移行メモ(完了済み)

  • 対象期間:2021–2025
  • 方法:年度ごとにExcel 明細を見ながら再入力(CSV 変換時の列ズレや科目対応の齟齬を避けるため手動投入)
  • 併走期間:移行月のみ Excel と二重管理、以降はソフトに一本化
  • 移行完了後:Excel のマスタは参照用として凍結(更新禁止)

5. バックアップと権限

  • バックアップ:四半期末に データエクスポート(CSV/PDF) を Drive に保存
  • 権限:編集=会計/代表、閲覧=運営。権限変更は引継ぎ時に即日実施
  • パスワード:Bitwarden 管理。退任時は即ローテーション

6. よくある入力ミスと予防策

ありがちミス予防策
科目のブレ(印刷費と備品の揺れ)科目の使用例メモを科目名の横に追記
日付ズレ(領収書の日付と決済日)原則決済日で登録。例外が必要なら備考に理由
端数の合わないIC履歴区間・利用日がわかる履歴PDFを必ず添付
同一名イベントの混在タグ/メモに号名・イベント名を付す(例:秋号2025

7. 帳票デザインの統一(次期への引き継ぎ提案)

  • 書式テンプレ:表題(団体名・年度・作成日・作成者)、ページフッター(ページ/全ページ、版数)をPDF テンプレで統一
  • 配色・フォント:学校提出/渉外向けの落ち着いた体裁で固定
  • 版管理v1.0(初版)→ v1.1(軽微修正) のように版を明記

ここは次期会計の裁量に任せます。テンプレが固まればページを更新。


8. 将来の拡張(複式簿記への移行)

  • 対応時期:未定(要検討)
  • 目的:部内の資産把握・費用対効果の精緻化、監査性向上
  • 段階的に:①単式での完全運用を定着 → ②仕訳の補助記録 → ③必要なら複式ツールへ

9. まとめ

  • 無料の「ちまたの会計」で、単式簿記+帳票自動化を実現
  • 科目の名称はデフォルト維持で年比較を担保。必要な科目カスタマイズで現場適合
  • Excel 時代の不安定さを解消し、引継ぎしやすい運用
  • 将来は書式の統一複式簿記も視野に。次の会計担当にバトンを渡します

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